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一振り目が折れてしまい、二振り目として顕現した三日月。この本丸の審神者と加州は恋仲だと他の刀剣から聞くのだが、そこには事情があり…?※刀剣破壊シーン有。詳しくはこちらで→https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=65044047
商品紹介
サークル【コイネガ。】が贈る“閃華の刻 火華2017”新刊『二振り目の月』が満を持して登場。
「お目覚めください」
暗闇の中を一筋の光が差し込むように、澄んだ女人の声が響いた。
りぃん…と何処からともなく現れた桜の花びらがゆらりゆらりと舞い、下緒に触れた瞬間、“それ”は目覚めた。
光が集まって男の姿と成る。まるで光そのものであるかのように、彼はこの世の者とは思えぬほど美しい男だった。
月が揺らめく夜空を思わせる涼やかな瞳を開けば、彼の目には仮面をつけた女人の主が映り込んだ。
「お初にお目にかかります、蒼き衣の付喪神さま」
彼女はこの本丸の主で審神者だと名乗った。そしてどうやら自分は二振り目の“三日月宗近”らしい。
「一振り目の三日月宗近は…半年ほど前に折れてしまいました」
本作は切なさで胸がきゅうっと鳴るみかさに本。
人の姿を得た三日月にとって本丸での日々は面白いことばかり。
畑仕事も、料理も、…まさか鉄の塊である刀の自分が、人と同じように生活するとは。
面白い、といえば、ひとつ、三日月はとても驚く話を聞いた。それは加州清光と主が恋仲であるという話だ。
人の子と付喪神が『恋仲』になり『伴侶』になるか…、まったく未知の感情だな。
しかしどうやらそこには事情があるらしく…!?先の展開が気になる一冊です!
優しい主と優しい刀剣達の優しい物語――どうぞこの機会を見逃さずにお楽しみください。