商品情報
コメント
FGO最終章ゲーティアとソロモンのその後の話です
商品紹介
サークル【OZOZ】がお贈りする“王の器15”新刊『サイハテエウテルペ』がとらのあなに登場。
淡い世界だった。
時折、葉っぱを揺らしながら隣を風が通り過ぎていく。
薄緑色のような、水色をさらに薄めたような、何処までも続く果てしない空。
「本来ならばここという場所は存在しない。愚かにも貴様は存在の完全消滅を自ら行い無に至った」
先が見えない場所に立ち夢か現実かを心の中で問うソロモンに、人の姿をしたゲーティアが告げる。
最終決戦、先に退場したのはソロモン。ゲーティアは消滅寸前の体でカルデアのマスターと戦った。
「そうか。きみも僕と一緒にここに来たんだね」
ここにいるのはソロモンとゲーティアのみ。彼らが他の生物と出会うことは、もうない世界。
じわり、ソロモンの目に涙が浮かぶ。――ソロモンは完璧として在り続けた。そんな男が泣いている。
人とは、理解し難いものである。人とは、無駄なことをするものである。人とは、愛おしいものである。
本作は「終局特異点 冠位時間神殿ソロモン」後のゲーティアとソロモンのお話。
ソロモンの自己消滅により消えてしまったソロモンとゲーティア。その後どうなったのか…?
悲しいままでは終わらせない。僅かでも、一欠片でも、2人の幸せを望んだっていいんです。
うはなこ先生が繊細に描くゲーティア×ソロモン本、ここから先の内容はお手元にてどうぞ!