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4話のあとぐらいの話です
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ずっとずっと手の届かないところにあると、届くはずがないと思っていた。
「だから！勝手に僕の部屋に入るのはやめてって言ったよね」
サークル【柴漬け】がお届けする新刊はヴィクトル×勝生勇利本、
『さよならぼくの一等星』がとらのあなに登場です！
前からずっと勇利の憧れであったヴィクトル。そんなヴィクトルが今は僕のコーチをしてくれている。
「生ける伝説」と呼ばれているヴィクトルの事を独り占めしている。誰でもないこの僕が。
それだけで充分に嬉しかった…はずなのだが。
「僕言ったよね。恋人として接して欲しいわけじゃない、ヴィクトルにはヴィクトルで欲しいって」
「俺にはこれがフツウだよ」
全裸で眠るヴィクトル、一緒に寝ようと誘ってくるヴィクトル、喋るたびに距離が近いヴィクトル。
確かに今考えてみるといちいち距離が近いヴィクトルの行為。
何度注意してもヴィクトルに伝わるどころか行動はますますエスカレートする一方。
今日こそはきちんとヴィクトルに伝えよう。そう思って話しかけたのだが…
「おは…」
ヴィクトルの美しい横顔を見て僕は思い出した。
普段はあんなヴィクトルだが世界選手権5連覇の偉業を成し遂げた伝説的なスケーターなのだと…
本作品は［ユーリ!!! on ICE］本編4話後ぐらいの話。
飯尾先生の手によって2人の心情が丁寧に描かれています。
ぜひお手元でヴィクトルと勇利。2人の美しい世界をお楽しみ下さい。