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マスターとエミヤを巻き込んで収まる所に収まる狂王黒弓の話です。
商品紹介
記憶が持続しないと告げると手渡されたのは、一冊の真っ白なノートと万年筆だった。
何の意味が?
出た言葉に年若い主は眉を下げ、口を開いた。
「日記を書いてみたらどうかな?」、少しずつ何か残していけるかも、マスターはそう言った。
サークル【Null】が贈る“COMIC CITY SPARK 12”新刊『POLARIS』が満を持してとらのあなに登場。
エミヤの銃口がキメラの額にあてられる。ドドウと大きな音が鳴り、それは地面へ崩れ落ちた。
戦闘を終了し、落ち着いてきた頃を見計らいマスターがエミヤ・オルタに近付く。
「日記は書いてる?」「忘れていた」 マスターである少年は反転していようとも、
他の英霊たちと同じように気安く接してきてくれる。
「戻ったら早速筆を執るとしよう。覚えていたらね」
部屋に戻り、さて一体何を書くか…先程のレイシフトのことでも書くか…、と机に向かい万年筆を握る。
電子データでのやりとりが多くなる昨今でアナログな記録の付け方だとは思うが、まるで子供のようだと少し楽しい気分だった。
ノックも無しに誰かが訪れるまでは。それは自分同様黒化した英霊・狂クラスのクー・フーリンだった。
「なんの用だ」「…何をしている?」「質問に答える気はないのかね」「あぁ質問…、今更だな」
そしてクー・フーリンはエミヤの襟に指をかけ、ひっぱる。「お前には魔力供給(セックス)が必要だろう」
本作はマスターとエミヤを巻き込んで収まるところに収まる狂王黒弓本!
これは契約。エミヤ・オルタは召喚された日からクー・フーリンに魔力を注がれているらしい。
エミヤ・オルタは何も覚えていない。けれど身体は行為に慣れていた。クー・フーリンは全て覚えている。
沼はま先生がお届けするじれったくすれ違うストーリー。どうぞこの機会を見逃さずお手元にてご堪能あれ!