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GPFを終えてそれぞれの大会を終えた後、二人の関係は名前のつけがたい宙ぶらりんになったままだった。リンクメイトじゃない、ヴィクトルとの指輪を見るたび感じる距離を埋めたい。その思いが強くクワドサルコウが跳べなくなり、身体を削って奮闘するユリオと勇利のお話。
商品紹介
サークル【あまがみ。】がお贈りするユーリ×勝生勇利本新作『DO-ディーオー-』がとらのあなに登場！
――GPFが終わって、それぞれの大会を終えた後。
勝生勇利が拠点をロシアへと移した。ユーリとの関係は…進展なし。
そもそも進展のしようがない。勇利とユーリは名前のつけ難い宙ぶらりんのままだった。
そう…明確な関係があるとしたら、それは、ヴィクトルと勇利だ。コーチと選手、これ以上ないほど確固とした強い絆。
勇利がヴィクトルに憧れていたことは知っていたし、同じリンクで滑っていれば仲睦まじい二人を毎日見なければならない。
それはどれほどユーリを苦しめるだろうか。
眩しく光るヴィクトルとの指輪を見る度距離を感じて、ユーリはそれを埋めたいと思う。
そして勇利を意識すればする程、思いが強くなる程、クワドサルコウが跳べなくなる。
「気付いてないのかしら。ニホンのユウリがずっと泣きそうなのに」「バカだよねぇ…」
本作は身体を削って奮闘するユーリと勇利のお話！
何度も跳んだせいか酷く疲れている、簡単なジャンプだろと脳が叫ぶ。
しかしぐらりと揺れるユーリの身体。それを支えたのは、勇利だった…――。
切なく、優しく描かれたユリ勇新作。ここから先の展開はお手元にてじっくりとご堪能あれ！